今日の更新は、『劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD』です。
あらすじ・概要
恋人の牧と愛を誓い、上海・香港の転勤から戻ってきた春田。会社ではアジアの開発を行う一大プロジェクトを担うこととなる。そんな中、黒澤が記憶喪失になり、春田にアプローチをし始めた。将来を巡って牧ともぎくしゃくし、春田は混乱の中に陥ってしまった。
明るく前向きなトンチキコメディ
続編ものだけあってストーリーにわからない部分が多かったですね。これだけ見るものじゃなかったな……。
と言いつつコメディのノリが楽しくてわからないなりに最後まで見ました。ツッコミ不在の明るいトンチキっぷりもいいし、それでいて最後には笑って終われる雰囲気も良かったです。
映像でも紙でも、BLを見ているとき、何となく作り手側の「照れ」みたいなものを感じることがあるんですが、『おっさんずラブ』にはそれがなかったのもよかったです。
BLを「耽美」とか「禁断」とか言っちゃうことにも通じると思うんですけど、同性愛を扱うと「こんなもの作っちゃう『俺ら』恥ずかしいよね」という感じが出てしまうことがあります。この作品にはそういうところが一切なくて見やすかったです。
あと個人的には女性キャラもちゃんとキャラクターとして大事に扱われているのもいいですね。BL、異様に女性キャラの扱いが悪い作品多いから……(これでも大分減りましたが)。女の子を贔屓しがちな身としてはありがたい。
セクシャルマイノリティの扱いやジェンダー的にはツッコミどころもあるんですが(女性の結婚を男性からあげる⇔もらうで考えているシーンとか)、トンチキコメディとしてはおおむね面白かったです。