あらすじ・概要
対テロ対策のため人を殺し続けてきたアメリカ人、クリーシーは、メキシコシティである少女ピタのボディガードとなる。ピタの純真さに心癒されていくクリーシーだったが、ピタは誘拐され、おそらく命はないものとわかった。ピタの仇討のため、クリーシーは過酷な戦闘に飛び込んでいく。
少女に自我が感じられない
世間的にはよくできた映画だってことはわかるんですが、私この映画嫌いですね。
見ていて思ったんですがこれは『LEON』と同系列の話なんですよ。
ここからはネタバレを含むので気になる人はブラウザバックしてください。
つまり「おっさんが美少女を救って自分が死ぬ」話。
おっさんが美少女を救っているように見えるんですが、救済されているのはおっさんの方。
それが「うわっ、気持ち悪い!」ってなるんですよね。
ヒロイン、ピタはすぐクリーシーになついて、彼を信頼しますが、ピタは連れ去られます。
クリーシーは復讐に燃えて暴れまわります。
そしてクリーシーはピタのために死ぬ。
が、その過程においてピタに自我というものが感じられません。おっさんにすごく都合のいい、幻想の少女です。その幻想っぷりに引いてしまいます。
映像の加工技術はとてもきれいで、1シーンが絵画のように美しいです。
しかしその要素もストーリーに引いているので十分に楽しめませんでした。
こんなに気持ち悪いって書いてると男性陣に怒られるかもしれないんですが、女性向けで「金持ちのイケメンに労せずに愛されたい」みたいな作品見たら引かない? それと同じだと思ってください。