ブックワームのひとりごと

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【家父長制が否定されなくて怖い】ディズニーアニメ『ライオンキング』

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あらすじ・概要

サバンナの王、ムファサの息子として生まれたシンバは、やんちゃな少年ライオンとして育っていた。しかしムファサを妬んだ王弟、スカーの策略によりムファサは死んでしまう。自分のせいでムファサが死んだと勘違いしたシンバは、故郷を離れてジャングルにたどり着く。

 

家父長制が否定されなくて怖かった

ごりごりの家父長制なのに、そこにツッコミを入れるキャラがいなくてつらかったです。

シンバは父親が自分のせいで死んだということを気に病んでいますが、当時シンバは子供だし、スカーに騙されていた経緯があるのでそこは責任を取らなくてもいいだろうと。

しかも大人になったシンバに、周りの雌ライオンたちが当たり前のように「シンバが王になるべき」という態度を取るのが怖かったです。まあ王族というものは世襲が前提なんですが、王族だから敬われた分国のために働かなければいけないとか、故郷のために何もしないのかという話の前に「あなたには責任がある」と言われても困ります。

現代人の感覚からすると「ハクナ・マタタ」みたいな生き方をしちゃ悪いのか……と思ってしまいますね。

 

最後に幼馴染みがさらっとくっついてたのもよくわからなかったですね。序盤で「友達」と言っていたのに。

異性の友達や幼馴染みは結婚するよね! と当たり前のように言われてもそうじゃない人はいっぱいいるんですよ!