ブックワームのひとりごと

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【設定はいいけど異性愛至上主義すぎる】ディス二―アニメ『プリンセスと魔法のキス』

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プリンセスと魔法のキス (吹替版)

 

あらすじ・概要

レストランを開く頭金を貯めるため、毎日働き詰めのティアナは、ある日お金持ちの友人のパーティーに生き、そこでカエルになったナヴィーン王子と出会う。呪いを解くキスを乞われてお金のためにキスをするが、逆にティアナもカエルになってしまう。ふたりは呪いを解くためにカエルの姿で奔走する。

 

設定は面白いのにストーリーにツッコミどころが多い

設定は面白かったですが、ストーリーにはツッコミどころが多かったです。

ヒロインが努力家で、プリンセスに憧れない現実主義者。しかし努力よりも大事なものを見つける……という話で努力よりも大事なものに「恋愛」を持ってくるのは異性愛至上主義すぎます。多様な愛のひとつとして異性愛を持ってくるならいいのですが。

女の子は誰でもプリンセスになれる、というのは、プリンセスになりたがらない女の子をプリンセスにする、という意味ではないでしょう。

 

とはいえキャラクターはテンプレ的ではなくて面白かったです。映画に登場するアフリカ系の人って、テンプレの逆張りをしすぎて逆にテンプレになっている場合が多いです。しかしメインキャラがほぼ全員アフリカ系だと、チンピラから王子様までいろんなパターンのキャラが出せていいですね。

特に主人公のシャーロットの役どころはよかったです。ともするとヴィランになりそうな設定ですが実は……という。キャラクターもかわいくて好きです。

 

設定やキャラクターはいいんですけど、「これはディズニープリンセスなので主人公をプリンセスにして終わらなければならない」という縛りが足を引っ張っていました。ディズニープリンセスではない枠組みで見てみたかった作品です。

 

 

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