あらすじ・概要
カールは、愛した妻を亡くし、孤独に暮らしていた。家は地上げの危機にあり、近所の奇妙な子どもが訪ねてくる。カールじいさんは家に大量の風船をつなぎ、空飛ぶ家を作って、夫婦のあこがれだった南米の滝を目指す。
展開が私の好みではない
クオリティは高いけれど私の好みではない作品でした。
人生のすべてを諦めかけ、最後の夢にすがった老人が、子どもや生き物との交流を経て、新しい生き甲斐に目覚める、という構成はよかったです。
妻のことを深く愛していたカールじいさんですが、最後に、家や過去に執着するのをやめ、新しい人生に踏み出していきます。
台詞なしでストーリーが進む場面が多く、ながら視聴にはあまり向かない作品でした。これはこれで映画らしくていい気もします。
ただ、「主人公の憧れの相手が悪役」という話を何度か見たので、またこれか~と思ってあまり話に乗れなかったです。発表された時系列的には、『カールじいさん~』の方が先なんですけど。
過去に見た作品の影響で評価が下がってしまったのが悲しいですね。
あと、子どもの保護者はどうしてるんだ……というのもツッコミどころ。ここまで来るとネグレクトじゃないですか?
カール以外の大人のキャラクターがひどすぎて、カールの引き立て役に見えてしまうのがよくなかったです。