ブックワームのひとりごと

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『サザンと彗星の少女』赤瀬由里子 トーチコミックス 上下巻 感想 懐かしい感じのSF

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サザンと彗星の少女 (上) (トーチコミックス)

 

あらすじ・概要

青年、サザンは彗星人を名乗る少女・ミーナに出会う。彼女はけた外れなエネルギーを持ち、銀河の悪党に終われていた。ミーナを助けたいと思ったサザンは、間抜けな盗賊と一緒に宇宙に旅立つ。

 

絵柄もストーリーも懐かしい感じのSF

懐かしい感じのSFでしたね。

 

サザンは好きになった女の子を守るために大冒険します。

本来ちょっとあり得ない展開ですが、こういう夢みたいなフィクションもあっていいよなあと思えます。

現実には、私は長いものに巻かれ、世界に流されて生きています。だからこそサザンのようなたったひとりのために世界を救えるような主人公にあこがれるんですよね。

サザンの一途な思いと、それを向けられて感情を変えていくヒロインの姿が魅力的でした。

脇役キャラたちもいかにもな悪役からだんだん親しみの持てるキャラに変化していくのが面白かったです。ベタだけどこういう好感度の変化いいですよね。

 

画面は全編カラーという贅沢な漫画です。こういうことは電子連載でないとやりにくいでしょうね。いちいち紙に刷るとすごくお金がかかりそうです。

鮮やかながら少しくすんだレトロな塗りが楽しかったです。

紙書籍ではどのくらい塗りが再現されているのでしょうか。調節が大変そう。

 

 

 

 

 

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