ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ミュージカル『ヴェラキッカ』を見た ミュージカルらしいミュージカルで良い

このブログには広告・アフィリエイトのリンクが含まれます。

ミュージカル『ヴェラキッカ』Blu-ray 通常版

 

あらすじ・概要

吸血種のクランで暮らしていたキャンディは、ヴェラキッカという家に養子として引き取られる。そこは当主ノラ・ヴェラキッカを愛する家族たちの家だった。キャンディはヴェラキッカ家の様子に困惑しながらも、ノラへの愛を自覚していく。

 

歌が上手いミュージカルらしいミュージカル

歌が上手い。

単純にソロがうまいだけではなくて、全体曲もごりごりにうまいんですよね。コーラスやハモリもうまいです。

こういうちゃんと歌がうまいミュージカルを見ると、日本のミュージカルが普段どれ程歌が下手くそか露呈してしまいますね。ちゃんと歌がうまい人を配役してください!

 

ヴェラキッカの人たちはみんな異様なハイテンションです。明るいけれどどうしようもなく不穏な曲調が怖かったですね。キャンディと一緒にドン引きしてました。

ノラへの愛に狂っていくヴェラキッカ家は、ハイテンションなまま自体を悪化させていきます。

結末は思ったよりさわやかでしたね。さわやかに終わるのはこのシリーズにしては珍しいです。

 

しかし情報量のわりに尺が長すぎる気はしました。1幕構成でもよかったのではないでしょうか。不穏さを盛り上げてからノラの秘密がわかるまでが長かったです。

 

 

 

 

音楽朗読劇『黑世界 ~リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について~』 雨下の章 感想

幼なじみの少年ふたりが決定的な決裂をする―『COCOON 月の翳り』

高飛車貴族がダンピールの父親になるまで―『グランギニョル』