あらすじ・概要
吸血種のクランで暮らしていたキャンディは、ヴェラキッカという家に養子として引き取られる。そこは当主ノラ・ヴェラキッカを愛する家族たちの家だった。キャンディはヴェラキッカ家の様子に困惑しながらも、ノラへの愛を自覚していく。
歌が上手いミュージカルらしいミュージカル
歌が上手い。
単純にソロがうまいだけではなくて、全体曲もごりごりにうまいんですよね。コーラスやハモリもうまいです。
こういうちゃんと歌がうまいミュージカルを見ると、日本のミュージカルが普段どれ程歌が下手くそか露呈してしまいますね。ちゃんと歌がうまい人を配役してください!
ヴェラキッカの人たちはみんな異様なハイテンションです。明るいけれどどうしようもなく不穏な曲調が怖かったですね。キャンディと一緒にドン引きしてました。
ノラへの愛に狂っていくヴェラキッカ家は、ハイテンションなまま自体を悪化させていきます。
結末は思ったよりさわやかでしたね。さわやかに終わるのはこのシリーズにしては珍しいです。
しかし情報量のわりに尺が長すぎる気はしました。1幕構成でもよかったのではないでしょうか。不穏さを盛り上げてからノラの秘密がわかるまでが長かったです。
音楽朗読劇『黑世界 ~リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について~』 雨下の章 感想
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