あらすじ・感想
コロナ禍での海外渡航自粛のあと、著者は台湾に向かった。台湾のおいしいものをたくさん食べながら、現地の人たちとも交流する。観光名所に行かず、ひたすら食べては台湾の日常を眺めるコミックエッセイ。
食べまくりコミックエッセイ台湾編
台湾のもの食べまくりコミックエッセイ。
いつ帰るか決めておらず、満足したら帰るという独特の旅の方針が面白かったです。
台湾のスイーツやフルーツ、台湾料理などが目にも鮮やかで楽しかったです。
毎回思うけど、著者の食べっぷりがすごいです。私は旅行先でこんなに食べられません。食べ過ぎるとお腹壊すので……。自分ができないことをやってくれるのは面白いです。
台湾の人の独特のおせっかいさも見られて楽しかったです。台湾の人ってよく話しかけてくるんですよね。昔行ったときもめちゃくちゃ話しかけられてました。
著者が「誰も私のことを知らないところに行くことでしか、癒されないものがある」と言っていたことが面白かったです。
旅に出ると自分を取り囲んでいる常識から離れて、違う世界の常識を見ることができます。常識というのは絶対ではないと気づくと身軽になれます。その身軽になった気持ちで旅から帰ってくるのが癒しなんですよね。
私は体力的になかなか旅行に行けませんが、その気持ちはよくわかります。そのおすそ分けを見たくて旅行記が読むのが好きなのでしょうね。
旅行記って、わけあって旅行に行けない人たちへの異文化への扉ではないかと思います。
『おいしいベトナム』まえだなをこ KDP 感想 ベトナムでおいしいものを食べて人に助けてもらう