同人ゲーム『図書室のネヴァジスタ』をプレイ中です。
このブログでは、基本的にクリア後まとめて感想を書いていますが、『図書室のネヴァジスタ』はシナリオが非常に長いので、区切りがいいところで分割して書いていこうと思います。
ついでにプレイ中の心境の変化を書き留めておきたかった。
同人ということを差し引いても安すぎる……。
あらすじ
山奥の学校に赴任してきた主人公、槙原渉。幽霊棟と呼ばれる寮に住むことになるが、そこの生徒たちは何かを隠しており、他の教師たちには嫌がらせをされる。一方もうひとりの主人公、津久居賢太郎は、知らない部屋で目を覚ます。どうやらどこかに監禁されているようで……?
クオリティの高いサスペンスノベルゲーム
確かに女性向けではあるけれども、それ以前にサスペンスとして面白かったです。
長いシナリオを長く感じさせない緩急のつけ方、先が気になる謎のばらまき方、ふたりの主人公を使ったからこそできる構成、そのすべてがクオリティが高いです。
女性向け表現に抵抗がなければ男性にもやってみてほしいです。
ただ好みが分かれるタイプのゲームではあると思うので、シチュエーション的に何でも許せる人じゃないときついでしょうね……。
特にバッドエンドの容赦のなさはやばい。というかバッドエンドがメインと化した作品です。
攻略対象や主人公たちの死亡率がひどかったです。
超能力のような察しの良さを持つ瞠
瞠は自分自身の望みを抑圧してきたせいで、他人の望みを自分の望みと取り違えがちなのかなあと思います。
そして相手を理解する能力にたけているから、逆に気味悪がられて距離を置かれてしまいます。
理解できるからこそ、相手の望みをかなえようとしてしまうところが、彼の業の深さです。
本人にまったく悪気はないんですけれど、悪気がないからこそ周りもうまく付き合えなかったんでしょうね。
そこでその形質をほめたたえ、うまく付き合うことができた清史郎はどんな子だったんでしょうか。ちょろっとしか出て来ないのでまだキャラクターがはっきりわからないです。
彼に決断を任せたということは、清史郎も本当の彼の望みを知りたかったのかなと思います。
まとめ
グッドエンド(一応)まで行っても情緒不安定になるので、この作品はやばい。
心労がすごいのでプレイに時間がかかるかもしれませんが、頑張ってクリアしていこうと思います。