『リヴァイアサン クジラと蒸気機関』を読みました。
お友達がすごくはまっていたので興味を持った本です。
あらすじ
ヨーロッパが遺伝子組み換え技術を使う「ダーウィニスト」と機械技術を使う「クランカー」に二分されている世界。オーストリア大公の息子、アレックは両親が暗殺されたことにより、流浪の身になります。逃亡先で、男装の英国士官候補生デリンと出会い、友情を感じますが……。
良質な冒険ジュブナイル
スチームパンク+バイオ技術の世界というのがまずわくわくします。挿絵のある本なので、メカや合成獣の姿を想像しながら読みやすいです。挿絵の絵柄もとてもかっこよくてわくわくする。
巨大ロボットや大きい船、戦車が好きな人はこの世界観が好きだと思います。これは本屋でぱらぱら挿絵を見てからのほうがほしくなるでしょうね。
主人公二人が体を張るシーンが多く、はらはらしながら読めるのが楽しいです。守られ主人公ではなくて、自分から行動するのが冒険譚らしくて好きです。体を張った結果話が悪化することもあるんですけどね!
キャラクターも魅力的で、どんどん続きが読みたくなります。個人的に好きなのはヴォルガー。あんなプリンスの面倒見るのは大変そうですね。それでもまだまだ仕えるつもりなのが泣けます。アレックはもう少しヴォルガーさんの心労を考えてあげてほしいです。
まとめ
子どもも大人も楽しめる良質なジュブナイルSFだと思います。
続きがとても気になるので、どんどん読んでいきたいですね。
リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
- 作者: スコット・ウエスターフェルド,小林美幸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/12/07
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 97回
- この商品を含むブログ (65件) を見る