ブックワームのひとりごと

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ボーイ・ミーツ・植物魔獣 小木君人『森の魔獣に花束を』感想

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なんかすごい高い商品がAmazonアソシエイトで買われていく夢を見ました。夢か……。

それはそれとして『森の魔獣に花束を』を読みました。

森の魔獣に花束を (ガガガ文庫)

森の魔獣に花束を (ガガガ文庫)

 

 あらすじ

病弱なのに跡取りの試練として、森に入らなければならなくなったクレヲ。そこで出会ったのは植物の魔獣。彼女に食べられないために、クレヲは自分を好きになってもらおうと画策しますが……。

 

ロザリーヌかわいい

まず何をおいてもロザリーヌがかわいいです。生肉を食べたり人間を襲ったりするんだけどとてもかわいい。

人ではないけれど人ではないからこそ素直なところがあって、ときおり見せるデレにきゅんきゅん来てしまいます。

ヒロインが一人しかいないのに、ロザリーヌのかわいさがとどまるところを知らないのでちゃんとライトノベルになっています。

わりと人外設定がただの設定で終わってしまう作品が多いので、きちんと種族の違いを書いていることに好感を持ちます。そりゃ倫理観も価値観も違って当然ですよね……そこからお互いのことを知っていく過程がよかったです。

 

ライトノベルらしからぬ童話的世界観

世界観は童話っぽい感じで、あんまりライトノベルって感じがしません。お色気要素抜いたら普通に児童向けとして売れそうです。

でもそういうのんびりした雰囲気だからこそ、ロザリーヌの残酷さもさらっと受け入れられるんだろうなと思います。リアリティを重んじたらすごく過酷な物語になってしまいますからね……。

おとぎ話のような物語ですが、たまにはこういう幸せな話もいいよねって思える作品でした。

文章も読みやすくてさくさく読めるのもポイント高いです。

 

まとめ

あまりこの手の作品は読まないんですが、たまに読むと面白さがありますね。

ロザリーヌがかわいかったのでモンスター娘好きにすすめたいです。

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