ふと「私は文章が下手だな!」と思ったので、本を読んで文章の書き方について調べてみることにしました。まずは一冊目。
書籍概要
「女性」と「女」「故国」と「祖国」。普段何気なく使っている日本語ははたしてどう違うのでしょうか。日本語の微妙なニュアンスを解説し、よりそれらしい文章を書くを方法を考える一冊。
子供向けではあるけれど意外と難しい
中高生向けの新書ではあるのですが、内容は意外と難しいです。
中身はテーマとする単語ごとに短く章分けされています。しかしひとつの解説を読むのに結構時間がかかりました。例に挙げられることばのニュアンスについて自分なりのイメージを考えていると数分は同じ文章を読んでいます。頭を使うので読んでいると疲れます。
それと同時に、普段どれだけ何も意識しないで日本語を使っているか痛感します。言葉を操ることってこれほど難しいものなんですね。
ときどきは立ち止まって「この表現でいいのだろうか?」ということを問いかけないといけないんだなと反省しました。
古典作品からニュアンスを考える
本の後半は古典作品を題材にニュアンスを考える章がありました。いろんな作品の一文を見ていると、元ネタの作品も読みたくなってきます。またほしいものリストの商品が増えてしまいました。
こうしてみると、後世に残るような作品は、さまざまな技法を使ってできるだけの努力をしてこの世に出てきているのだなあと思います。作者が意図しているかはわからないのですが。
私はわりとガバガバなので、「その用法は許してもいいんじゃないか」という内容もあるんですが、裏を返せば気になる人は気になるということですよね。そう思うと、微妙なニュアンスにこだわるということも必要なのでしょう。
見てくれる人のために、頑張らなきゃなあ……。
まとめ
改めて自分のニュアンス感覚のガバガバさを思い知ってしまった一冊でした。もう少しちゃんと表現できるようになりたいです。
まずは推敲をきっちりできるようにならないと。今年は、ブログの内容も上達したいものです。