文章の本を読んでいくシリーズ。たぶん6冊目。
書籍概要
私たちがいつも使っている日本語は本当に正しいのでしょうか。慣用句や熟語の語源とともに、間違いやすい日本語を紹介していきます。エッセイの文章を推敲するコーナーもあり。
あなたの知らない日本語
結構文章についての知識はあるつもりでしたが、こうして見てみると知らないことばかりだな……としみじみ思います。間違えて覚えている日本語の多いことよ。
言葉は生き物なので全部厳密に考える必要はないと思います。けれど知ってて崩すのと、ただ単純に間違えているのはまったく違いますからね。
収録されている単語が非常に多いので、読むのに時間がかかりました。手元に置いてゆっくり読むのがふさわしい気がします。一気読みはなかなかできそうにない本です。
その分知識欲が満たされて楽しいです。音だけ知っていた単語が漢字で書くとこうなるのか! とはっとする部分もありました。情報量が多くて、お得感が強いです。
レイアウトが見やすい
もう一つ、レイアウトが見やすかったのがよかったと思います。こういうさまざまな言葉を並べた本は、レイアウトが重要になってくるんですね。ただ羅列しているだけだと見にくいですもんね……。
推敲の例を見せてくれるコーナーも、添削していく過程がきちんとわかって読みやすかったです。
こういう本を見ると、本の中身のデザインって重要だなあと感じます。
ところどころに入っている挿絵もゆるかわいくて好きです。こういうさりげない挿絵がかわいいと嬉しいですね。
まとめ
読むのに時間がかかったけれど面白かったです。間違いやすい単語について、気を付けていかなければ……。
今気づいたけど、『しっかり! まとまった文章を書く』と同じ著者だったんですね。そりゃ上手いわけだ。