ブックワームのひとりごと

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吸血鬼が繰り広げる血と夜の世界 おすすめ吸血鬼小説9選

 

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吸血鬼の本を片っ端から読むキャンぺーンをやっていたので、そこで面白かった本のまとめです。

過去に読んだものも含みます。

 

 

 

『ヴァンパイア・サマータイム』石川博品 ファミ通文庫

吸血鬼と人間が共生する現代風の世界で、吸血鬼の少女と人間の少年が恋に落ちる青春恋愛小説。

恋愛っていいな、と素直に思える直球のラブストーリーです。日常ものではありますが、美しくて少しだけ寂しい物語でした。

登場するキャラクターもみんなかわいいです。

ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫)

ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫)

 

 

『フィーヴァードリーム』ジョージ・R・R・マーティン 創元ノヴェルス

 ミシピッピ川を行く船に出資し乗り込んだ男は吸血鬼だった。理知的な吸血鬼と心が熱い船長との友情物語。

奴隷制時代+吸血鬼という設定が、テーマにぴったりで面白いです。歴史の合間を縫って展開するストーリーにはわくわくしました。

主人公二人の、男同士の熱い友情にも注目です。

フィーヴァードリーム〈上〉 (創元ノヴェルズ)

フィーヴァードリーム〈上〉 (創元ノヴェルズ)

  • 作者: ジョージ・R・R・マーティン,George R. R. Martin,増田まもる
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1990/10/01
  • メディア: 文庫
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フィーヴァードリーム〈下〉 (創元ノヴェルズ)

フィーヴァードリーム〈下〉 (創元ノヴェルズ)

  • 作者: ジョージ・R・R・マーティン,George R. R. Martin,増田まもる
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1990/10
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honkuimusi.hatenablog.com

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『血と霧』多崎礼 ハヤカワ文庫

血の力によって身分が決まる格差社会を舞台に、面倒ごとを引き受けるおじさんと王子さまが事件を解決する。

 登場人物のふるまいは吸血鬼そのものなんですが、作中では吸血鬼という言葉を使っていないのが逆に面白いです。

今まで見たことのない特殊な設定でも、面白さでぐいぐい読ませてくれる筆力がありました。

血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA)

血と霧1 常闇の王子 (ハヤカワ文庫JA)

 
血と霧 2 無名の英雄 (ハヤカワ文庫JA)

血と霧 2 無名の英雄 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

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『屍鬼』小野不由美 新潮文庫(全5巻)

閉鎖的な村で、謎の病気により次々に亡くなっていく人々。僧侶の静信と医者の敏夫は、その謎を追っていくうちに村をむしばんでいる存在に気づく。

 長いので気軽におすすめしがたいですが、その長さの分崩壊していく村を眺めるカタルシスはすごいです。

ドミノのように崩れていく日常を見たい人には強くすすめます。

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)

 

 

『呪われた町』スティーブン・キング 集英社文庫

 田舎町で、次々に謎の死を遂げる住民たち。作家のベンは、町を守るために立ちあがる。

前述の『屍鬼』のオマージュ元にあたる本。しかし方向性はまったく違います。

闇のカリスマ性を持つ強力な吸血鬼に抗い、なんとか勝利しようとあがく姿が痛ましくもかっこいいです。

呪われた町 (上) (集英社文庫)

呪われた町 (上) (集英社文庫)

 
呪われた町 (下) (集英社文庫)

呪われた町 (下) (集英社文庫)

 

 

 

『夜明けのヴァンパイア』アン・ライス ハヤカワ文庫

 吸血鬼レスタトによって吸血鬼にされた主人公。彼はアメリカで過ごした後、ヨーロッパに同族を探しに行く。

耽美で哲学的な内容なんですが、「吸血鬼へのインタビュー」という現代的な舞台設定をしているのが面白いです。

この物語のヒロイン的存在である、少女吸血鬼の悲哀も胸にきました。

夜明けのヴァンパイア (ハヤカワ文庫NV)

夜明けのヴァンパイア (ハヤカワ文庫NV)

 

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 『ダレン・シャン』ダレン・シャン 小学館

友達をかばって吸血鬼になったダレン。彼は吸血鬼の戦いに身を投じていく。

児童文学なのに容赦なくキャラが死ぬハードな物語。おどろおどろしい展開に、胸がわくわくしました。

吸血鬼らしいかっこいい言い回しがたくさん登場するのも好きです。「死しても勝利の栄光に輝かんことを」は真似したくなりました。

ダレン・シャン―奇怪なサーカス

ダレン・シャン―奇怪なサーカス

 

 

 『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』野村美月 ファミ通文庫

吸血鬼になった少年が演劇部に入ってそこでさまざまな役を演じる学園ファンタジー。

演劇の元になっている作品と、主人公詩也のストーリーが上手くかみ合っていて面白かったです。

話としてはけっこうべたなんですが、そこに至るまでの描写や展開がしっかりしていて楽しめます。

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

 

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『ブラッドジャケット』古橋秀之 電撃文庫

 ひとつの銃を手に入れたことで殺人マシーンに変わっていく少年。一方で、吸血鬼を狩るヘルシングは「ロング・ファング」と呼ばれる吸血鬼を追う。

『ブラックロッド』と同じ世界観ですが、読まなくても大丈夫。でも読んだ方がわかりやすいかもしれません。

荒唐無稽でありながら、どこか筋の通った世界観が面白いです。独特な世界観を持った本が好きな人におすすめです。

ブラッドジャケット (電撃文庫 (0176))

ブラッドジャケット (電撃文庫 (0176))

 

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 まとめ

いかがでしたか?

種類は多いけれどなかなか「おすすめ!」とまで行く作品が少なく、吸血鬼ものの難しさを感じます。

ただテーマとしてはやっぱり好きなので、まだまだ読みたいジャンルです。