今日の更新は、『ローマの休日』です。
あらすじ・概要
ローマに滞在中の王女アンは、自由のない生活に情緒不安定になっていた。彼女は少しだけのつもりでローマの街に降りる。彼女と出会ったのは新聞記者のジョー。ジョーは、アンのことをスクープするために、記者であることを隠して彼女と行動を共にする。
筋書きに対する肉付けが足りない
名作だからということで見てみたんですけど、思ったよりも面白くなかったです。
身分の違うふたりが、ローマでジェラートを食べたりバイクに乗ったりしているうちに、心を通わせる……というのがテーマなんですが、その筋書きに対する肉付けが足りません。
確かにストーリーに矛盾はない。でも、「矛盾がない」だけで面白くなかったんですよ。
吹替が古いのもあるんだろうけれど、悪い意味で芝居がかっていて話に集中できませんでした。しぐさが大きくて見ていて寒くなってきます。
キャラクターも徹頭徹尾テンプレ的で、深みがありませんでした。全然好きになれないものだから「身分差萌え」も感じられなかったです。
この作品で特筆すべきことは、ヘップバーンの顔がいいことだけなんですよね。確かにかわいい、かわいいけど、私は顔がいいだけの女に興味がないんですよ!
ローマで美女がうろうろする、写真集みたいな映画だと思えばある意味納得がいきます。
でも私が映画で見たいのはストーリーであって女優の顔ではないんですよ。これが、not for meというやつですね。
『ローマの休日』まとめ
面白くなかったです! でもいろいろな作品のオマージュ元になっている作品なので、そういう意味では参考になりました。
純粋にストーリーを楽しむ目的ではおすすめしないですが、美人を鑑賞したい人にはいいかもしれません。