ブックワームのひとりごと

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朱ちゃん因縁に巻き込まれまくってかわいそう―『PSYCHO-PASS サイコパス』感想その2

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#1 犯罪係数

今日の更新は、『PSYCHO-PASS サイコパス』12~22話の感想です。

1クール目の感想はこちら。
honkuimusi.hatenablog.com

 

 

あらすじ・概要

朱の友人を殺した男、槙島は犯罪を犯しても犯罪係数が上がらない特殊体質の男だった。槙島を追うべく、執行官と監察官は手を尽くしていく。しかし、犯罪者を数値で判断するシビュラシステムが普及した中、犯罪係数の上がらない人間をどう裁けばいいのだろうか?

 

続編前提だけどちゃんと終わってくれて好印象!

続編前提の終わり方ではありましたが、一期で回収すべき伏線はきっちり回収してくれたのが好印象です。あー終わった終わった! と視聴者としても気持ちにけりがつけられて助かります。

しかし主人公の朱が素直で優しいキャラクターであるがゆえに、終盤になればなるほど「面倒な男どもに巻き込まれているな……」という憐れみが沸き上がってきますね。朱自身には、何の因縁もないのに男どもの因縁が平和な生活の邪魔をしています。まあ、朱自身が望んでここにいるので野暮な感想ではありますが。

 

「犯罪係数」「シビュラシステム」という特殊設定を置いておけば、刑事ものとしては手堅く王道なストーリーでした。展開自体は難しくはないので、設定がわからなくてもなんとなくは見られるのではないでしょうか。

 

◎ここからネタバレ◎

 

朱、頭がいい以外は普通の女の子だったはずなのに、シビュラシステムには変に気に入られて実験まがいの観察をされるというハッピーエンドとは言いがたい結末でした。大変だな……。

それでも人間の能力と可能性を信じ、いつかシビュラシステムがなくても治安を維持できる未来を実現しようとする彼女はかっこよかったです。

 

あと伊達眼鏡地雷派の人間のために書いておくんですが、宜野座監視官は伊達眼鏡です。

あの人と親子関係だったのは予想してなかったのでびっくりしました。でもよく考えるとちょこちょこ伏線はあったんですよね。これは嬉しい驚きでした。

刑事もので父親キャラは死亡フラグなのも完全に王道の再現でしたね。ああもかっこよく引導を渡されてしまうと文句が言えませんよ。

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#3 悪魔の証明

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