ブックワームのひとりごと

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わかりやすく感動させようとしてきて不愉快―『オカンの嫁入り』

オカンの嫁入り

 

あらすじ・概要

ふたりで暮らしてきた親子の月子と陽子。ある日陽子は、突然金髪の男・研二を連れてくる。「彼と結婚する」と発言した陽子に対し、月子は大きく反発する。月子は研二に対しても陽子に対しても頑なに心を閉ざすが、陽子のある秘密を知って三人の関係は変わり始める。

 

PTSDを安易に書くのはやめよう!

びっくりするぐらいつまらなかったです。

 

まず邦画あるあるである「せりふがめちゃくちゃ聞き取りづらい」がここにも出現しています。活舌が悪いのももちろんですけど、どう考えてもBGMと声の音の大きさの比率がおかしくないですか? 音量上げても音楽がうるさくなるだけでせりふが聞こえないんですが……。

これ複数の邦画で見かけるから何かの流行りなのかと思います。静かな映画館で見るならまだしも、エアコンの音や外からの音がある自宅で見るとめちゃくちゃ聞き取りづらいです。

 

ストーリーも「泣かせにかかってる」という雰囲気が丸見えで楽しめなかったです。「金髪の男が実は好青年」とか、「トラウマの克服」とか、「母子の愛」とか、それに付随するストーリーがお仕着せで面白味がなかったです。

ベタなのはいいんですよ。でも、ベタならベタなりに「何でそういう設定がいいと思ったのか」をはっきり作品の中でプレゼンしてもらわないと納得できません。この作品では「あーよくあるやつね」としか思えませんでした。

 

あとこの『オカンの嫁入り』に限ったことではないんですが、PTSDを「勇気を出せば治るもの」と安易に描写するのはいい加減やめてほしいですね。フィクションである以上全部が正しい描写である必要はないんですが、正しい治療の情報に触れられないのは問題があります。

「気の持ちよう」で治るなら、多くの人が悩んだりしませんよ。

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