ブックワームのひとりごと

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イラン人と結婚したら密な家族関係に入り込んでしまいました―ダリヤ・ミイ『旦那さんはイラン人』

旦那さんはイラン人

 

あらすじ・概要

アジア人顔が好きだったはずなのに、イラン人と結婚することになった著者。その夫の家族は、宴会大好きで密な関係を築いていて陽気だった。日本人妻から見たイランの文化や家族関係、日本との価値観の違いを描いたコミックエッセイ。

 

密でウェットなイラン人の家族観

Amazonレビューで「内容が薄い」と言われていたのでどんなものかなと思っていたんですが、十分濃いじゃないですか?

 

まず面白いのはイランの人の家族観。何かと理由をつけては一族で集まり、ごちそうを作ってわいわいします。ひとつの集まりが終われば、また別の集まりへ……ときりがありません。

そして男尊女卑の社会ではありますが、女性に冷たいかというとそうでもありません。男性陣は結構女性に気づかいをします。

ただ、「女性に優しい」というのはあくまで身内の中だけの話で、家族とうまく行っていなかったり、いい縁がなかったりすると厳しいんだろうな、と同時に思いますね。実際に結婚して子どもが生まれないと離婚を促されたりもするようです。世知辛い。

よく言えばアットホームなんですが、悪く言えば家族中心主義で、ひとりで生きていくのは難しそうな社会です。

 

「イラン人男性はマザコン」というのも面白かったです。日本の男性は母親とべたべたしたがらない人が多いんですが、イランの男性は結婚した後も母親とべたべたした関係を結ぶそうな。

著者の息子は「マザコンと反抗期のハイブリット」というのもちょっと笑いました。

 

イラン人の家族観を知るきっかけとしてはよかったです。面白かった!

旦那さんはイラン人

旦那さんはイラン人

 

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