あらすじ・概要
イラストレーターである著者は、子連れでのフィンランド旅を決意。夫婦ともにフリーランスであることを生かして、自由に予定を立て出発する。1歳の子どもを連れて見たフィンランドは、美しく興味深い、子どもにも楽しい世界だった。著者たちはベビーカーを押しながらフィンランドのスポットを次々に巡る。
絵が上手いし情報量が多い
前に紹介したこの本とかぶるところがありましたが、新しい情報も多いのでそれほど気になりませんでした。
素人から言うのは上から目線かもしれませんが、この方絵がうまいんですよね。人間は絵本のような三等身の絵柄で描き、食べ物はちょっとリアル寄りに描いています。題材によってタッチを少し変えて、しかも違和感がありません。
建物や街並みも特徴を捉えていてかわいい。
著者はバイタリティにあふれていて、一日のうちにいろいろなスポット、観光地を巡り、おいしい食べ物を食べているのでこちらも楽しくなってきます。しかし、予定を立てるのが上手くないとこんなに要領よく回れませんよね。能力の高さを感じる。
今回のテーマは子連れ旅というのもあって、子どもが楽しめる場所の紹介が多かったです。遊園地や博物館、アウトドアなどなど。
同時に展示に飽きていたずらしようとしたり、記念撮影したいのに泣き出してしまったり、子連れらしいエピソードは大変そうでした。
文字が多いので少し読みづらいところもありますが、それだけ情報量が多いということでもあります。がっつり読み込むことができて満足感がありました。