ブックワームのひとりごと

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結婚式をすることになった夫婦が迷走するドタバタ劇―たかはしみき『結婚式っておもしろい?!?』

結婚式っておもしろい!?

 

あらすじ・概要

イラストレーターとデザイナーの夫婦が結婚した。結婚式はやらないつもりだったが、「あいさつ回りをしなくていい」という理由からやることに。しかしこれが、大きな困難の始まりだった。かさんでいく予算、席次決めや紙ものの準備にかかる時間、友人への余興の依頼。へろへろになりつつも「結婚式」まで駆け抜けた記録を描く。

 

やるならちゃんとやろうと思うとどんどんめんどくさくなる

「そういえば結婚式のことを何も知らないな」と思って手に取った作品なんですが、すごく面白かったです。私には結婚する予定はないけれど、こういう世界もあるんだと思えました。

 

まず「人はなぜつらい思いをしながら結婚式に凝ってしまうのか」ということがわかるのがいいんですよね。著者夫婦は最初はこじんまりした式を望みますが、出席者に年配の人が多くて「伝統的な式」を期待されている、どうせなら納得のいくドレスを着たい、余興やスピーチがないと間が持たない……などと思いどんどん豪華になっていきます。

「出席した人にいい式だと思われたい」と思うと、どんどんやるべきことが積みあがっていくのがわかりました。

これを読まないと「なぜ豪華な結婚式をする人がいるのか」ということを永遠に理解できなかったと思います。いい経験でした。

 

結婚式への女性と男性との温度差も面白かったです。やっぱり男性は結婚式みたいなもの、恥ずかしくなってしまうんですね。私も結婚式みたいなシチュエーション苦手だから気持ちはわかります。

でも世の中の結婚式産業が女性中心にできているのも原因であって、ちょっとかわいそうになるシーンも多かったです。

 

結婚する予定のない人間にも面白いコミックエッセイだったので、これから結婚する人はもっと笑えるのではないでしょうか。