ブックワームのひとりごと

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伴侶とともにタイに居座って見た、タイの独特の文化―猫島礼『タイ居座り日記』

タイ居座り日記 (ぶんか社コミックス)

 

あらすじ・概要

漫画家の著者は、夫とともにタイに移住し、そこで仕事をしている。タイの住宅事情、観光やレジャー、文化やお祭りなど、四コマ漫画で解説。いいかげんで濃くて、それでいて自由なタイの社会をコミカルに描く。

 

変だけど著者もやっぱり変

タイって変! という感じのコミックエッセイなのですが、著者自らその変な社会に飛び込み、面白がっているので嫌な感じがしません。

あまり見下している感じがしないんですよね。

変なところを笑い飛ばしつつ、何だかんだ著者たちも「変」なので、作品としてのバランスがよかったです。

 

漫画そのものもタイの文化が色濃く出ていて面白かったです。

タイにおけるギャンブルや、住宅事情など、おそらくガイドブックには載らないだろう情報がわんさか描かれているのが楽しかったです。こういう話題は、なかなか普通の旅行記では出てこないですからね。

ところどころ挿入されるコラムの内容も独自性が高く、「それ初めて聞いた」というものばかりでした。

 

個人的に好きなのはお祭りについての章で、水かけ祭りの過酷さに大笑いしてしまいました。ちょっと見てみたいですけど、水をかけられるのは嫌ですね……。

 

ただ、著者は成人向け漫画を描いていたらしく、とくに理由もなくセクシーな女性のイラストが挿入されるのには辟易しました。気が散る!