あらすじ・概要
警察官のジャックとハリーは、ビルのエレベーターに仕掛けられた爆弾の事件を解決し、表彰された。しかしそれを逆恨みした犯人が、人々の乗ったバスに爆弾をしかける。それはバスの速度が50マイル以下になった瞬間に爆発する爆弾だった。ジャックは人々を救うため、バスに乗り込んだ。
強いメッセージ性もなくハラハラドキドキするだけの娯楽映画
強いメッセージ性もなくハラハラドキドキするだけの娯楽映画で、肩の力を抜いて見られました。
次から次へとやってくるピンチ、主人公のジャックを中心に助け合う乗客たち、そして豪快な爆発。ストレスなく、ただストーリーを追っていられる作品でした。
古い映画なのでジェンダー観的には古いところもありますが、ヒロインのアニーがたくましくて強くチャーミングなのと、主人公が女性に失礼なことをしないのでそこまで不快ではありません。レトロな映画として見ればこれはこれでありですね。
面白くはあったんですが、バス事件が解決してからもうひとつ事件を設けるのは、ちょっと蛇足でしたね。なくしてバス事件の終わりをドラマチックにしたほうが構成として美しかったと思います。
ただこういう頭空っぽにして見られる娯楽映画は少なくなってきているので、逆に新鮮な気持ちで見られました。面白かった。