ブックワームのひとりごと

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食いしん坊でお調子者のパンダが伝説の戦士になって敵と戦う―『カンフー・パンダ』

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カンフー・パンダ (字幕版)

 

あらすじ・概要

父親のラーメン屋を手伝っているパンダのポーはカンフーが大好き。ある日、カンフーのマスターが伝説の戦士「龍の戦士」を選ぶというので見に行くと、たまたまポーが龍の戦士に選ばれてしまう。ポーは道場に入り修行をすることになるが、お調子者で食いしん坊なポーはうまくいかず……。

 

ニコニコ笑って見られる映画

アクションシーンが派手で楽しく、ニコニコ笑って見られる作品でした。ちゃんとカンフー映画している!

 

ストーリー自体は単純ですが、そこに込められたメッセージもよかったです。「龍の戦士」という特別な地位をめぐる話ですが、最終的には「特別なことをする必要なんかないんだ」という結論にたどり着きます。

太っていてお調子者のポーが、「特別な行いをする」のではなく「自分は特別だと信じる」ことで自分を肯定し、敵との決戦に挑むところはぐっときました。

敵役のタイ・ランが龍の戦士の地位に固執し、自分の能力を人々に知らしめようと渇望していることと、きれいな対比になっていて拍手しそうになりました。

 

また、若者であるポーの成長だけではなく、大人であるシーフーの成長も同時に描かれているのがよかったです。

最愛の教え子に「特別であってほしい」という期待をかけ続けたことで教え子に道を間違えさせてしまったシーフーが、ポーを鍛えることで自分の過去と向き合わざるをえなくなります。最終決戦のときの心情吐露には心動かされました。

 

戦いをテーマにした作品ですが、マッチョだったり体育会系すぎたりせず、いい意味で肩の力の抜けた作品でした。見ていて元気になれます。

カンフー・パンダ (字幕版)

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カンフー・パンダ2 (字幕版)

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