ブックワームのひとりごと

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【現代と地続きゆえにジェンダー観の違いがきつい】ディズニーアニメ『101匹ワンちゃん』

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101匹わんちゃん (1961)(吹替版)

 

あらすじ・概要

ダルメシアンを飼うカップルが結婚し、そのダルメシアンポンゴとパーディタもカップルとなり子犬を産む。しかし毛皮に目がない女性、クルエラにその毛皮の美しさを目につけられ、子犬たちは連れ去られてしまう。ポンゴとパーディタは、子犬たちを連れ戻すために大冒険に向かう。

 

女性を品定めするシーンや良妻賢母像がつらい

ディズニーの2Dアニメマラソンをしていますが、その中でもジェンダー観の古さがきつかったです。なんだかんだ昔話をテーマにした作品は「昔に作られた話だから」「王公貴族の話だから」と流せますが、現代社会と地続きの話だとつらさが増しますね。

悪役のクルエラは派手好きで空気が読めなくて残酷なのですが、その対比として良妻賢母像が示されているのにウッと来てしまいます。

あと冒頭で主人公の犬が道行く女性を品定めするシーンが倫理がなかったです。別に映った女性の見目が悪いわけではなかったですし。(悪くても品定めしていいというものではないが)

数十年前まではこういう価値観だったということは理解していますが、やはりきつくなるときはありますね。

 

犬はとてもかわいかったですし、動物たちの描写もよかったですが、倫理のなさばかり目についてしまってストーリーに身が入らなかったです。

犬というものを通して自分の気に入らないものを批判しているノリが強かったです。

 

 

101 (字幕版)

101 (字幕版)

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