あらすじ・概要
著者夫婦は、電車好きの息子ちーと君の影響で、電車が好きになった。彼女らは宝塚市に引っ越し、関西で暮らすようになる。関西から日帰りできる範囲で電車に乗り、その土地の食べ物や文化に触れ、そのことを漫画に描いた本。
子どもの扱いに独特の趣がある
電車に乗って関西のいろいろなところを日帰りで旅する、それだけの漫画です。しかし独特の雰囲気があって面白かったです。
この作品を個性的にしているのは夫妻の息子、ちーとくんの存在です。電車が大好きだったちーとくんをきっかけに、著者夫妻は電車に乗ってさまざまな場所に出かけます。
しかしそのちーとくんは外出先で機嫌を損ねて動かなくなったり、自分はもう電車が好きではないと言い出したり……。
わがままなんですが、親がすべてだった時代を抜け出して自立しようとしているのかもしれません。
著者夫婦+編集者も、ちーとくんを自分の行きたいところへ連れていくなど、一方的にわがままを聞かされるわけではないところがいいですね。
こうして見ると、地元でも行ったことがない場所がたくさんあると感じます。いつか行ってみたいです。