「次回のまほやくの感想記事はメインストーリー第2部」と言ったんですが先にクリスマスイベストの解放が発生してしまいました……。
なので今回は、予定を変更してクリスマスイベストの記事です。
『雪降る街のプレゼント』
つまらなくはないんですが可もなく不可もなくという感じで、印象が薄い話でした。
思ったのはオズがかわいい、プレゼント買ってあげる子たち優しい、くらいでしょうか……。
『輝く空のペールノエル』
ミチル回。ミチルはたまに腹が立つときもありますがやっぱりかわいいですね。青少年の命の輝きを感じます。
ゲストキャラの魔法使い師弟もかわいかったです。ツンデレ。いたずらで始めたことが街の人たちに喜ばれたという設定も、どうわのようでかわいいです。
ミチルとリケの成長を温かく見守る大人たちにも和みました。児童文学のようなあたたかい回でした。
『白雪の終着に愛を響かせ』
ラスティカ回。ラスティカは天然扱いされることが多いので、彼がきちんと活躍しているところは新鮮でした。
ラスティカいいやつだなあ……となりつつ、花嫁を追い求める彼のどこか底知れないところが怖くもあります。
描写や世界観は「さっぽろ雪まつりだ……」となりました(さっぽろではない)。まほやくはわりと何でも出てくる世界観ですよね。
北の魔法使いたちがものを壊したり悪い方向へ行かせようとしたり、まんま悪い魔法使いの振る舞いで少し笑いました。主役ではないときはヒールですね。
『叶わぬ吹雪に願いを灯して』
今回読んだクリスマスイベントで一番面白かったです。
実質的な東の国でのハロウィンイベストの続き。アンデルセン童話「マッチ売りの少女」をオマージュしたストーリーです。原作のように、擦ることで願いを見せるマッチが登場します。
子どもが悲しい状況に陥る話なので、読んでいてつらくなってきました。
子どもの努力とは無関係に、親が子どもを捨てることはあり得ます。いい子になれば親に会えると信じているベルーガの姿に心が痛みました。そんなベルーガに、いい子じゃなくてもいいことがあると教えるヒースクリフが年上の男の子としてかっこよかったです。
最後に、叶わない願いに耽溺するのではなく、願いを見ることによって前に進んでいくのがよかったです。ベルーガのこれからは大変だろうけれど、それでも乗り越えていってほしいと思いました。
本題とは何も関係がないんですが、ラスティカとヒースクリフはパッと見た色味と髪型が似ているので、遠目だと見分けづらいですね。
以上です。また機会があれば感想を書きます。