ブックワームのひとりごと

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『ぼっち・ざ・ろっく!』アニメ版を見た感想

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あらすじ・概要

コミュ障で引っ込み思案な後藤ひとりは、バンドを組むことにあこがれていた。しかし他人に話しかけることができずに、動画サイトでひとりギターを演奏してアップロードする毎日を送っていた。ある日ギターを探しているバンド少女に話しかけられたことから、ひとりこと「ぼっちちゃん」はバンド活動に踏み出していく。

 

お金の問題を扱っているバンドアニメ

 

ぼっち少女が押しの強い女の子に誘われてバンドを組む。それはご都合主義ではあります。しかし音楽をやる上で避けては通れない、お金の問題を扱っているのがよかったです。

後藤ひとり、通称ぼっちちゃんは偶然からバンドを組むことになります。しかし駆け出しバンドにお金があるはずないです。ぼっちちゃんはチケットノルマに苦しめられることになります。

チケットノルマとは、ライブハウスからバンドに客要り保証を求めるものです。要するに採算が取れるくらいにはチケットを売ってもらわないとバンドにさらなる利用料が発生するのです。

チケットを売るために、自分なりに勇気を出すぼっちちゃんがかっこよかったです。

 

脇役ではありますが、ぼっちちゃんの両親がいい味を出していて好きでした。

両親は、ぼっちちゃんがバンドで有名になることよりも、バンドを通して社会と関わりを持ち、友人ができることを喜んでいます。

ぼっちちゃんの全てを受け入れ理解しているわけではなく、デリカシーのない一言を言ってしまうことも。

この世に存在しない理想の両親ではなく、「現実味のある、優しい大人」として存在しているのがよかったです。

 

 

 

 

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