ブックワームのひとりごと

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チート超能力者が自分の能力を隠しながら平穏な日常を守る―『斉木楠雄のΨ難』(アニメ版)

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超能力者のΨ難(前編) ほか

 

あらすじ・概要

テレパシー、念動力、瞬間移動など、多種多様な超能力を持って生れついた斉木楠雄。しかし彼の両親は細かいことを気にしない性格のため、普通の少年として育った。斉木は静かで平穏な日常を守るため、周囲にばれないように超能力を使いながら生活していく。

 

サクサク見られるところがいい

いわゆる「せりふさえ聞いていればなんとなく話がわかるアニメ」です。しかしその状況を、世界観やキャラクターの設定で作り出しているのが面白いです。

斉木はテレパシーを持ち、目の前の人間が何を考えているのかわかるので、登場人物のモノローグもすべて音声になっています。だから頭の中をべらべらしゃべっても違和感がありません。

アニメ自体も静止画のシーンやあまり動かないシーンが多く、作画がすごいというわけではないんですけれど、その代わりどんどん話が進行していくので気になりません。斉木がチートなので問題の解決が早いし、テレパシーもあるので「思いが伝わらない」葛藤が長く続くわけでもない。本当にサクサクみられます。

 

チートキャラである斉木がやれやれと言いながらツンデレ気味に周囲を助けたり、悪いことをしても因果応報に終わったり、見終わったとき後味が悪くならないところもよかったです。斉木はかわいい。

個人的なお気に入りキャラはメインヒロインの照橋。完璧美少女だがその脳内はめちゃくちゃ傲慢というキャラ。腹黒ではあるけれど、努力家ではあるし斉木にベタぼれなところがかわいかったです。

 

ただ問題がない作品ではなく、人の外見をいじるネタが多かったのはちょっとつらかったです。キャラクターが根がいいやつが多いだけにね……。

空き時間にだらだら見る分には面白かったです。