『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメを見た記録、ダイヤモンドは砕けない&黄金の風編です。
前回の記事はこちら。
ストーンオーシャンも見ようかと思っていたのですが、まだアニメで完結までやっていないようなので、五部までにしました。
第四部 ダイヤモンドは砕けない
東方仗助のもとに、年上の甥を名乗る男が現れる。彼の名は空条承太郎。祖父であるジョセフ・ジョースターの不貞による息子に会いに来たという。
孫が祖父の隠し子に会うところから始まる物語。ジョセフはもうちょっと自分のやったことに責任を持ってほしいです。
浮気、ジョナサンや承太郎はやらないと思うんですが、「ジョセフならギリやるかも……」という気持ちになるのが困ります。あいつチャラいし。
日常をベースにした部です。学校のクラスメイトや、近所の人がスタンド能力を持ち、仗助たちに襲いかかってきます。普通の生活と危険なバトルが境界線なくつながるところが面白いです。
ギャグ回では、仗助が金銭問題でモメる回に笑いました。仗助も度胸や勇気はあるんですが、16歳の子どもなんだなあと思います。ハーヴェストの能力もいいですね。
関係性では、由花子と康一のラブロマンスがよかったです。康一に強い恋心を抱く由花子が、康一の心に触れ、真実の愛を知るところが美しかったです。
主人公の仗助含め、4部には性格に難のあるキャラクターが多かったです。しかし、そういうキャラクターが愛や正義のために戦うのがかっこよかったです。
場面によってキャラクターの色が変わるので、これは色を固定しているよりよほど手間がかるのではないかと見ていました。
第五部 黄金の風
ギャング・スターに憧れるジョルノ・ジョバーナは、ギャングの世界に入り、ブチャラティのチームに所属する。ブチャラティを幹部にするために協力するうち、チームはある女の子の護衛を任される。
今までジョジョは「血縁」「家族」を重要視してきましたが、「父親に殺されかけた女の子」を「地の繋がらない男たち」が助けるのがよかったです。
ジョジョは、あまりに血縁を肯定的に描いてきたので、家族にあまりいい思い出がない人にとってはつらいのではないかと思っていました。
親に愛されて育ったブチャラティが、父親に殺されかかっている女の子のためにすべてを投げ出してでも怒るところは泣けました。
守られる側であるトリッシュも、流されるだけではなく、自らの意思で未来を選択していくようになります。その姿に熱くなりました。
とはいえスタンド戦が以前より複雑になったため、家事の合間に流し見しているだけではよくわからない部分も増えました。勝ち負けがわかっていればストーリー自体は追えます。
漫画を読むとまた違った反応になるのかもしれません。
余談 ジョジョのネットミームについて知れた
これはアニメ関係ない余談なのですが、ジョジョを見たおかげでネットミームを理解することができたのが面白かったですね。ストーリーとは全く違う方向でネットミームになってしまったものも多いです。元々作品が好きな人は嫌かもしれません。
それでも周囲のネットミームについて解像度が上がったのは面白かったです。
「自分つっこみクマ」や「ちいかわ」のナガノさんが「本屋に並んでいる顔が『知っている』顔になる」と言う話をしていましたが、かの快感に近いです。