ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ヨーロッパ

ひとりっ子政策により子どもが冷凍保存される世界で逃げる七姉妹―『セブン・シスターズ』

今日の更新は、『セブン・シスターズ』です。 あらすじ・概要 人口増加を止めるため、厳格なひとりっ子政策が敷かれている未来。子どもはひとり以外は冷凍保存され、人口を受け入れられる未来に目覚めることになっていた。セットマンの七姉妹は、祖父から曜…

ポルトガルで「暮らしごっこ」をする二週間―k.m.p.『ポルトガル朝、昼、晩』

今日の更新は、k.m.p.『ポルトガル朝、昼、晩』です。 あらすじ・概要 k.m.p.のふたりは、ポルトガルの安宿に二週間泊まり、「暮らしごっこ」をすることにした。スーパーで食べ物を買い、仕事をし、散歩をして、昼寝をする。そんな観光ではない、海外での過…

どこがどう面白いのか皆目わからないよ!―岩明均『ヘウレーカ』

今日の更新は、岩明均『ヘウレーカ』です。 あらすじ・概要 スパルタ出身のダミッポスは、シチリアのシラクサに辿りつき、そこでクラウディアという女性と出会う。ローマ人でありながらシラクサを愛するクラウディア。ローマが攻め込み、ローマ人が連行させ…

少女漫画して敵を倒すスパイダーマン―『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』

今日の更新は、『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』です。 TOHOシネマズのポイントが溜まったので見てきました。 あらすじ 夏休み、学校の先生や生徒とヨーロッパに旅行に行ったスパイダーマンことピーター・パーカー。しかしそこでエレメンタルズと…

スラヴ圏の吸血鬼、そしてそれにまつわる伝承を解説する 栗原成郎『スラヴ吸血鬼伝説考』感想

どこかで見た名前だと思ったら『ロシア異界幻想』を書いた方でした。あれも面白かったです。 書籍概要 死者が墓から起き上がり、血を吸うというスラヴ圏の吸血鬼。その伝承に関わる人狼、夢魔、死神などの魔物の考察や、フィクションにおける吸血鬼の扱いに…

吸血鬼が愛を求めてさまよう アン・ライス『夜明けのヴァンパイア』感想

吸血鬼を読むシリーズ2作品目。 映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の原作です。 あらすじ 吸血鬼、レスタトによって吸血鬼にされた主人公。途中で少女を仲間に引き入れ、アメリカからヨーロッパに渡る。吸血鬼の半生をインタビュー形式で語る物語…

人々は狂気をどう見たか セイバイン・ベアリング=グールド『人狼伝説 変身と人喰いの伝説について』感想

人狼や吸血鬼について調べてみたくなったので借りてきた本です。 でっかい図書館はいろんな本が置いてあるから楽しい。 書籍概要 人間が狼に変身し、人々を襲うという「人狼」。そのルーツには人間から動物への変身にまつわる神話があった。人間の人喰いへの…

漂白された神話をはぎ取り真実の古代ギリシャに迫る 藤村シシン『古代ギリシャのリアル』感想

著者の藤村シシンさんはTwitterで「古代ギリシャの人」として有名。 その愉快な活動はTogetterにまとめられているので一読することをおすすめします。 twitter.com togetter.com 書籍概要 「白亜の神殿、青い海」そんなイメージがある古代ギリシャの文明。し…

中世は暗黒ではなかった ジョセフ・ギース&フランシス・ギース『大聖堂・製鉄・水車』感想

空にそびえたつ大聖堂はロマンですね。 前に読んだ著者の本が面白かったので、これも読んでみました。 書籍概要 ローマ時代の技術が失われ、停滞の時代だと思われていた中世ヨーロッパ。しかし本当にそうなのでしょうか? 著者は今にもつながるテクノロジー…

これが王妃の薔薇色の人生 桜庭一樹『GOSICK7 薔薇色の人生』感想

『GOSICK7 薔薇色の人生』を読みました。 間が空いてもなんとなく話を覚えてるからありがたいです。わかりやすいってことなのかな。 GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生── (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/0…

二人はひとつひとつは二人 桜庭一樹『GOSICK5 ベルゼブブの頭蓋』感想

『GOSICK5 ベルゼブブの頭蓋』を読みました。 GOSICKはこのライトノベル版の挿絵入りのほうが好きで、探して読んでいるんですが、最近はなかなか見かけないですね。 GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― (富士見ミステリー文庫) 作者: 桜庭一樹,武田日向…