あべのハルカス美術館でやっている『大妖怪展』を見てきました。
いや~面白かったです。
展示室ごとの感想
第1章 江戸の妖怪大行進
ここは江戸時代に描かれた妖怪絵のゾーン。妖怪図鑑を作ったり、漫画チックに浮世絵に描いたり、江戸の人は妖怪を一種の娯楽のように考えていたようです。
一番印象的だったのは、菊池容斉の「幽霊画」ぼんやりした絵なんですが、よーく見るとものすごく描き込まれていることがわかるんです。ぞわっとする絵でした。
あと「付喪神図」もかわいいなと思ったら若冲でした。こういう絵も描いていたんですね。
第2章 中世にうごめく妖怪
ここは室町時代あたりの妖怪を紹介してます。
「付喪神絵巻」と「酒呑童子双紙絵巻」があるのが審神者にはうれしいですね。付喪神絵巻は付喪神を描いた作品としては有名だし、酒呑童子の伝説は童子切安綱がかかわってきます。
酒呑童子の絵はすっごいきらびやかで金持ちが持ってたんだろうな~と思いました。
第3章 妖怪の源流 地獄・もののけ
ここは厳密には妖怪ではないけれど、妖怪の源流になったものを展示するスペースです。
九州国立博物館で見れなかったお腹の中の虫が見れたのがよかったです。気持ち悪いんですけどなんともゆるい……。世が世ならゆるキャラグランプリに出てましたよ。
地獄絵も展示されていました。炎で真っ赤ですね~。キリスト教にも地獄絵があるし、あの世のことはみんな気になるんでしょうか。
サブタイトルの土偶もここに出てきます。ぽっちゃりしている。
第4章 妖怪転生
ここは妖怪ウォッチのスペース。妖怪ウォッチには詳しくないんですが、妖怪を図鑑にしたり、なんでも妖怪のせいにしたりすることは江戸時代の妖怪の楽しみ方に通じる、という言葉になるほどなあと思いました。
ジバニャンやウィスパーのデザインのラフスケッチがあって、子どもに大うけしてました。
ミュージアムショップ
ミュージアムショップもかなり充実してました。オリジナルグッズだけではなく、他のグッズも可愛いです。
妖怪ワッペン欲しかったんですがつけるものがなかったので泣く泣くあきらめました。あと一筆箋や刺しゅうキーホルダーも可愛かったです。
お金に余裕があればいっぱい買って帰りたかったです……。
まとめ
ここ最近行った展覧会の中で一番面白かったです。特に審神者にはおすすめです! 付喪神がめっちゃ出ます! 審神者でなくても和風ファンタジーやホラーが好きな人は見ましょう!
演出も面白かったし、よく練られた展覧会だなあと思いました。すごく楽しかったです。

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