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アメリカでアスペルガ-の子を子育て―佐藤エリコ『まさか!うちの子アスペルガー?セラピストMママの【発達障害】コミックエッセイ』

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まさか!うちの子アスペルガー?―セラピストMママの発達障害コミックエッセイ

今日の更新は、佐藤エリコ『まさか!うちの子アスペルガー?セラピストMママの【発達障害】コミックエッセイ』です。タイトル長いな!

 

あらすじ・概要

アメリカに在住するイラストレーターの著者。その息子が、どうやら発達障害らしい……。強いこだわり、執拗なほどのマイブームなど、アスペルガーの特性を持つ息子をサポートしていくコミックエッセイ。

 

日本とアメリカで違う療育

アスペルガーの子を育てるというあらすじに関しては変わったところはありません。しかし舞台がアメリカなので、日本と違う療育が行われているところが面白かったです。

たとえばアスペルガーのホームセラピーでは、「強化子」が多用されています。強化子とは、「〇〇ができたらチョコレートをあげる」という、つまりはご褒美のこと。強化子はお菓子のほかにも、作中ではテレビやおもちゃが使われています。

うちの親もそうだったけれど、日本ではこういう子育てに抵抗がある人は多いのではないでしょうか。私の両親は本当にこういうご褒美をくれなかったですね、

どっちがいいとはは専門家ではないので意見が言えませんが、文化が変われば子育ても変わり、療育も変わるんだなあと思いました。

 

息子である「M」の不思議な行動や価値観も面白かったです。物が捨てられなかったりアニメのワンシーンに異様なこだわりを見せたり。私もMほど強くはなかったんですが、変なマイブームにハマることがありました。ノートにひたすら幾何学模様を描いてた時期があったり……。

 

絵柄がいい意味で漫画っぽくなく、語り口がユーモアに満ちているので読みやすかったです。

楽しげでありながらクールさもあり、当事者としても興味深く読めました。

 

『まさか!うちの子アスペルガー?~』まとめ

アメリカと日本の療育の違いが面白かったです。文化が違うので単純には輸入できないですが、他のアイデアもあるということを知っておくと便利そう。

またほかの地域の発達障害情報も知りたいですね。

 

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