今日の更新は、日向夏『薬屋のひとりごと』です。
あらすじ・概要
人買いにさらわれ、後宮で働かされている猫猫(マオマオ)。圧倒的な薬の知識を持つ彼女は、後宮の事件を次々と解決する。しかし猫猫自身は、ひっそり暮らしたいと思っているようで……。
努力して事件を解決してくれよ
誰か「困った……」
猫猫「○○も知らないのか……? ヤレヤレ……」
周囲「猫猫すごい!」
という展開ばかりだったので危うく本(電子書籍だけど)を投げそうになりました。最後の方で何とか持ち直してはくれたものの、序盤は完全に謎解きじゃなくて知識チートなんですよね。
あと猫猫の周囲の人間があまりにも馬鹿すぎるんですよ。謎説きのために都合よく馬鹿にされている感じがすごい。学のない人間が多いという設定があるとはいえ、知識がないことと思考力がないことは全然違うんですよ?
主人公が人間をなめ切っているのに周囲にチヤホヤされるのも何だかつらかったですね……読んでて気づいたが、私は信頼は努力して勝ち取ってほしいと思っているんですね。
そういうイラっとくる部分が多かったけれど、知識チートとしては確かに上手くできてるんだと思うんですよね。これを「謎解き」と思わせる点で。
ここまで言って続きを読むのは悪趣味だから読みませんが、続刊ではこのイラっと来る主人公の鼻っ柱が折られることを願っています。
『薬屋のひとりごと』まとめ
これが面白いとされる理由はわかるが私は嫌です! って感じの小説でした。
もっとちゃんと謎解きやってる話が読みたい……。