今日の更新は、映画『砂上の法廷』感想です。
あらすじ・概要
大物弁護士の男が殺害され、容疑者として逮捕されたのはその息子の少年だった。弁護士のラムゼイは彼を弁護するが、少年は黙秘を続ける。ラムゼイは少年を無罪にするため手練手管を弄する。母親や客室乗務員など、証人たちの言葉もどことなく信用できないものばかり。しかし少年が沈黙を破って語り始めたのは、意外な告白だった。
こんな茶番を見せつけられるとは
いやもうほんとオチにがっかりだよ!!
「茶番だと思ったら深い意味があった」のならいいけど、「深い意味があったと思ったら茶番だった」というオチはつらいものがありますね。
嫌な意味でやるせない作品ですよ。容疑者がかわいそう……。
オチが出る前には「藪の中」のような誰も信用できない作品でした。容疑者も証人も弁護士も、誰が本当のことを話しているのかわからない。真実を問うことの難しさを描いているのかな? と思っていただけあって、こんな三文芝居みたいなオチをつけられて本当につらかったです。今まで真面目に見ていたのは何だったんでしょう。
一応いいところも言っておくと、俳優はみんなよかったです。役柄にマッチしていました。あと演出もいい。途中まではまあまあよかったんですよ。オチだけで「見なきゃよかった」と思ってしまいましたが……。
『砂上の法廷』まとめ
どんでん返しっていうのはやればいいってものじゃないんだなと痛感しました。こんなひどい思いをさせられたのは久しぶりですよ。
二度と見たくない作品です。