今日の更新は、高橋敦『「敏感」にもほどがある』です。
あらすじ・概要
敏感体質であるHSP。その当事者である著者が、敏感すぎる人間の日常について漫画と文章で語る。着ているものの材質に敏感、周囲が気になりすぎる、人の気分の上下に影響されてしまう……。HSPがどういう生活をしているのかわかる本。
こんな人におすすめ
- HSPについてざっくり知りたい人
- 敏感であることに悩み、似たような人を探している人
- 読みやすいHSP本を探している人
共感を求める人にはいい本かもしれない
「よくできているが私の求めている内容ではなかった」本ですね。
HSPの日常について語られていますが、話にオチがないというか、事実を述べるだけで終わっています。敏感な自分にどんな対策を取ればいいのか、参考になる部分が少ないです。
とはいえ、自分と同じような感じ方、行動をする人を見るだけで安心するタイプの人間はいるわけで、そういう人にとっては有用な本であると言えます。
共感や同意をするためとして見れば、この本は事細かにHSPである著者の感じ方、考え方が述べられています。「自分はHSPかもしれない。でも、周りに似たような人がいなくて不安だ」という人にならこの本を有効活用することができると思います。
しかしHSPの本を何冊か読んでみて思うんですが、私は敏感であっても共感能力はめちゃくちゃ低いですね。だからこそHSPの本を読んでもぴんとこない場合が多いのだと思います。そのケはあるけれど、完全に一致はしていないんだろうなあ。