ブックワームのひとりごと

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気弱でシャイな男が国王として戦時下の英国を率いる―『英国王のスピーチの真実~ジョージ6世の素顔~』

英国王のスピーチの真実 〜ジョージ6世の素顔〜 (字幕版)

 

あらすじ・概要

第二次世界大戦下の英国で、国王として君臨していたジョージ6世。よき王として国を率いた彼だったが、実際には気弱でシャイ、大人しい人物だった。そして彼は、吃音というハンディキャップを抱えていた。『英国王のスピーチ』の題材となった王を映像とともに振り返るドキュメンタリー。

 

気弱なジョージ6世が戦争下で国民を支える

Primeビデオで視聴。『英国王のスピーチ』は視聴済みです。 

字幕での説明、かつ過去の映像が流れるだけで、映像としてはあまり面白味がありません。見るのにはちょっと疲れます。

ただ語られている内容は興味深かったです。

 

印象的なのは、ジョージ6世は気弱でシャイで大人しく、王になどなりたくなかった男性だったと言うこと。しかし兄の退位によって王位が回ってきて、仕方なく王位につきました。国王は直接政治に干渉しないにしろ、戦争に向かう時代において国民の心を団結させ、励ましなぐさめなければなりませんでした。

気弱な人間が王になるにはあまりに時代が悪すぎる中、与えられた務めを果たしていくジョージ6世はすごいです。悲壮感すらあります。気弱な彼がちゃんと自我を保って、国をまとめていくのはどれほどつらかったでしょうか。

 

あとちょこちょこ挟まれる当時の民衆感情も面白かったです。ジョージ6世の兄エドワード8世は離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚しようとして退位するのですが、民衆たちの過半数はその結婚を応援していたらしいです。王宮の世界と民衆の世界のギャップを感じます。

『英国王のスピーチ』ではエドワード8世はだめ男のイメージが強かったんですが、社交的で明るくて民衆には人気が高かったようです。ジョージ6世とは対照的ですね。

 

日本の感覚からいうと戦争の描き方に悲壮感がないのは、やっぱり戦勝国のドキュメンタリーだからなのでしょうか。わくわくするって感じではありませんでしたが知識は得られました。

英国王のスピーチの真実 〜ジョージ6世の素顔〜 (字幕版)
 
英国王のスピーチ (字幕版)

英国王のスピーチ (字幕版)

  • メディア: Prime Video