ブックワームのひとりごと

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【ブロマンスをやりつつ子どもへの対応について考えさせられる】ディズニーアニメ『モンスターズ・インク』

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モンスターズ・インク (吹替版)

 

あらすじ・概要

モンスターが暮らす世界。モンスターたちは人間の子どもの悲鳴をエネルギーとして暮らしていた。サリー(サリバン)は、人間の子どもを驚かせ、悲鳴のエネルギーを回収するのが仕事。しかしある日モンスターの世界にひとりの人間の女の子が迷い込み、サリーとその相棒マイクはてんてこ舞いになる。

 

子どもをパッと見て守りたいと思えるかどうか

幼女を挟んだブロマンスのような作品でした。

幼い子どもを目の前に、庇護欲や父性に目覚め、ブーを守ろうとするサリーと、それについていけないマイク。

男同士の面倒な感情を感じると同時に、「子どもを見てパッと守るべき対象だと思えるかどうか」という描写には考えさせられました。

私も子どもは守られるべきものだとは思いますが、大人みんなが常にそう思えるのであれば、子どもへの暴力は発生しないはずです。

ブーとサリー、マイクは種族が違うのでその差の描写はマイルドになりますが、リアルな人間がこれをやっていたとしたら生々しかったでしょうね。

それでも三人組の関係や、やりとりはかわいらしく、子どもって迷惑な部分もあるけど、どうにも引き付けられる部分もあるよね……と思いました。

 

一方で、ストーリー全体の悪役をネタばらしされたときには「またそれか~」という思いが強かったです。ディズニーピクサー、このネタ多いですね。映画館でたまに見るくらいならいいだろうけど連続視聴しているとツッコミたくなります。

まあ、このポジションの人を悪役にするのが一番手っ取り早いのでしょうが。