あらすじ・概要
わがまま放題の王様、クスコは魔女イズマを首にして恨まれ、ラマに変えられてしまう。心優しい農夫パチャに助けられるが、クスコはパチャにもわがままな態度を崩さない。しかし王宮を目指してパチャと旅をするうちに、クスコの心に変化が起こり始める。
倫理のない男と倫理のない女の戦い
男と男の友情で呪いを解くストーリーでした。
超わがままな王様クスコは、平凡なおじさんパチャの優しさや真面目さにより、友達を持つ重要さに気づきます。
このパチャも本当にいい人で、わがまま放題のクスコを「こういう人間にもいいところがあるのではないか?」と思い続け、実際クスコが善良さを見せたときには喜びます。
すべてが終わったあと、クスコとバシャの家族が仲良くやっているのも好きです。
内容自体はかなりギャグでした。ヴィランもかなりのポンコツで、かっこいい悪というより面白キャラでした。
初期のクスコが倫理のない男なので、ヴィランとも倫理のない男VS倫理のない女のやりとりになって新鮮でしたね。
ただ、わりと洋風の演出が多かったので、この作品をラテンアメリカ風にする必要はあったのかという疑問は感じました。