ラクガキ本。ダンジョン飯の趣味の絵を中心に、過去のイラストを掲載しています。
自分のキャラクターとはいえ、これだけネタがポンポン出てくるのはすごいです。しかも、発表するあてもないというのに……。ダンジョン飯が高い評価を得なければ、世に出ていない作品だったのでしょう。
『ダンジョン飯』これをTwitterに上げていたらめちゃくちゃバズっただろうなと思いましたが、上げずにこのラクガキ本で公開したからこその旨味でもあるかも。作者のラクガキを連載後に噛み締めて読める贅沢よ……。
ダンジョン飯のちょっとした漫画(季節のイベントネタ等)もあります。この「ちょっとした」のクオリティが高すぎるんですよ。キャラクターの価値観や文化をさらっと深掘りした上で、展開は軽やかです。漫画がうまい。
ダンジョン飯自体は性的な描写はないですが、このラクガキ本には結構肌色なイラストが多く、えっそういう目で見ていいのか……という気持ちになりました。いや、作者がどういう意図で描いてるのかはわからないんですけど。
作者が女性キャラクターを描くのが好きなところに親近感を覚えます。私も絵で見るなら女性キャラクターの方が好きなので。
あくまで「ラクガキ本」なのでとりとめのない内容もありますが、ダンジョン飯が好きであれば買って損はない作品です。