表紙がレイディなのか信乃なのかわからない。
貫禄的にはレイディ……なんでしょうか。
あらすじ
「私はあなたが嫌いです」ある日、あゆみのもとに心無い手紙が届きました。見知らぬ人間に嫌われていることを知り落ち込むあゆみ。そんな中、謎の男にあゆみの義手が壊され……。
レイディ怖いよ!
レイディはいったい何を考えているのでしょうか。いつもよりミステリーな雰囲気が増しています。
あの人、筋は通っているけどとんでもないことをしてのけるタイプなので、あゆみがどうなるのか心配です。
あゆみのピンチに太一郎がどう対処するのかも気になります。序盤であれだけあゆみ好きオーラを出していたのだから、太一郎は今後大丈夫でしょうか。
この巻だけ一冊で完結せず、続き物になっているので先はぜんぜんわかりません。しかし伏線の張り方がどきどきする内容で続きが読みたくなります。早く完結編を読んでみたいです。
やさしい復讐者信乃
それからこの巻は、あゆみを逆恨みしているゲストキャラ信乃がかわいかったです。なんだかんだで悪人になりきれないところが愛しい。
あの人と繋がっているから彼女も相当ぶっとんだ人物なんでしょうね……すでにこの巻でその片鱗を見せていますし。次巻にも出番がたくさんあると嬉しいです。
前に新井素子のあとがきに「女の子を書くのが好き」と書いてあったのですが、なるほど楽しく書いていそうだな、と思える生き生きした女の子でした。
強くてかわいくて、自分が正しいと思った行いをする女性たちが、このシリーズの魅力です。読んでいてすごく楽しいですね。
でも次で終わりだから信乃の話もそこで終了なんですよね。ちょっと寂しい。
まとめ
信乃がかわいかった!という感想が一番でしたが、レイディの底知れない考えも気になります。
このシリーズももうすぐ終わり。どういう結末になるのかどきどきします。
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