ブックワームのひとりごと

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脚本が男に都合良すぎるだろ―『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』

シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜 (吹替版)

 

あらすじ・概要

高級料理店のシェフのアレクサンドルは、マンネリに陥っており、店のオーナーから「星を取らなければ出て行ってもらう」と言われていた。一方天才的な舌を持つジャッキーは、その一言多い性格で仕事を首になり、新しい仕事を探していた。ふたりはひょんなことから出会い、ともに料理を作ることとなる。

 

 この脚本は女性をナメてるんですか? 

いくら何でも「女性(恋人や娘)はちょっと誠意を見せれば許してくれるよね☆」っていうノリがきつすぎるでしょうよ。

ジャッキーが恋人に嘘をついて激怒されますが、それを償う方法が「きっちり謝罪してもうしないと態度で示す」ことではなく、「仕事を頑張っているから」という要素でなあなあにされて許されてしまうのはどうなんですか?

アレクサンドルの娘に対してもそうで、仕事ばかりできちんと家族を顧みないアレクサンドルに対して、ちゃんと裁きを与えません。それだったら最初から「家庭の不和」なんてテーマに入れないでください。

シナリオが身近な家族、それも女性をナメきってるんですよね。

 

あとギャグセンスが全体的に古いのもマイナスですね。8年前の作品だから仕方ないとはいえ、ギャグシーンがだいたい寒いです。思わずテレビを消したくなるくらい。

キャラクターに恥ずかしいことをさせて笑いを取るの、最近つらいんですよね……そこに差別的な意図があったら余計に。

 

ただ作品のテンポ自体はよかったのでさくさく見られました。逆に言うとテンポと演出が見やすいところぐらいしか褒めるところないんですけれども。

暇つぶしにはなりはするけど、他人にはお勧めしない作品ですね。