ブックワームのひとりごと

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コミック売り場で奔走する書店員たちの苦労と笑いと喜び―本田『ガイコツ書店員本田さん』

ガイコツ書店員 本田さん 1 (MFC ジーンピクシブシリーズ)

 

あらすじ・概要

コミック売り場で海外のコミックを担当している書店員、本田。著者の周りには個性的な書店員たちと、斜め上の質問を飛ばしてくる客たちがいる。大量の本を片付けては並べ、レジを打ち、多種多様な客たちの問い合わせに対応し……。

pixivに掲載された個人的漫画から始まった、実録書店員コミックエッセイ。

 

できるだけ真摯に質問に答える著者、接客業の鑑

どうも読みづらい漫画でした。下手ではないと思うので、単純に相性が悪いのかもしれません。ものすごくせりふの多い漫画で、1ページの中に長せりふが何度も出てくるし解説も多いです。その辺が苦手でした。

これ以上長いと読破できなかった気がするので、4巻という長さはちょうどよかったですね。

 

相性は悪いとは感じましたが、描かれている内容自体は面白かったです。外国人が多い地域の本屋ってこんなことになるんですね。

外国から来たお客さんの個性豊かすぎる質問がすごく笑えますし、何とか真摯に答えようとする著者がかっこよかったです。

「この本を探してる、とR18同人誌を見せてくるおじさん」とか、「他の国の漫画はカラーなのに何で日本の漫画はモノクロなの?と聞いてくるお兄さん」とか、高度な質問をしてくる人たちをちゃんといい加減に扱わず真面目に接する著者は接客業の鑑です。見習いたい。

 

4巻といいつつ実質的に3巻が最終巻で、4巻はボーナストラック的な要素が強いです。なぜなら著者が書店員を辞めてしまったから。4巻は漫画家として本に関わる仕事を取材し、その仕事の内容や悩みを聞き取っていきます。

4巻にはさらに書店特典になったペーパーの内容が収録されていて、嬉しかったです。こういう書店特典ってどこにも収録されないままなことも多いので、ページが余ったからという理由でも見られると得した気分になります。

 

ひとつだけ文句があって、本屋に来たかわいい子どもをテーマにした回は寒かったです。小さな子をオタクのノリに巻き込んで「ロリ」「ハァハァ」みたいなこと描くのは引きます。私が親御さんだったら嫌だよ! これはフィクションじゃないんですよ!

この辺マジで二次元オタクは麻痺してるから怖い。

ガイコツ書店員 本田さん 1 (MFC ジーンピクシブシリーズ)
 

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