あらすじ・概要
日々のストレスに悩まされていた著者。ある日、いつもと違う行動をして「リセット」することを思いつく。ひとりピクニックから始まって、朝早く起きて朝食を食べに行く小旅行、スカイダイビングまで、著者が体験した「冒険」を描いていくコミックエッセイ。
いつもと違うことをしてリセットする
リセットという言葉を使うとちょっとわかりにくいですが、要するに気分転換の話で、そのためにいつもと違う行動をしてみる、その延長線上に「冒険」があるという話です。
序盤はひとりピクニックや小旅行など、何気ない題材から始まります。こんなありふれた題材で面白いのかなと思ったら、結構楽しめました。
いつもと違う行動をすることによって違った見方を得て、その結果ストレスが軽減される、癒される。その過程がきちんと描かれていたからです。
単純に事実だけ伝えてもわかりにくい題材なのに、漫画だとさらっと入ってくるのがいいですね。
後半からはスカイダイビングをしたり川下りをしたり題材が大きいものになっていきます。この辺は癒されるというより笑ってしまう部分も多いですが、それはそれで楽しかったです。
特にスカイダイビングは高所恐怖症のため私自身は絶対体験できないものなので、興味深かったです。
テレビで芸人の罰ゲームとして出てくるときは怖いシーンばかりでスカイダイビングの魅力が語られることがないし、ダイブするまでの過程も面白かったです。
高いところは苦手なのですがきれいだとは思うので、こうやってすっきりできたら楽しいでしょうね。
「気分転換をしよう!」ということ以外はさほどメッセージ性のない作品なのですが、気分が安らかになる楽しいコミックエッセイでした。