ブックワームのひとりごと

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『見上げるには近すぎる、離れてくれない高瀬さん』神田暁一郎 GA文庫 感想 身長差男女の甘酸っぱい青春物語

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見上げるには近すぎる、離れてくれない高瀬さん (GA文庫)

 

あらすじ・概要

水希は、好きだった女の子に身長のせいでふられてしまった。低身長であることに劣等感を抱くようになった水希は、高身長の高瀬と話すようになる。ふたりは交流をするうちに、自分自身のコンプレックスと向き合うようになる。中学生として、部活の問題にも悩んでいて……。

 

思春期少年少女かわいい

かわいい。思春期のときめきを最大限浴びました。

登場人物が中学生と幼いので、愚かなことをすることもあるけれどそれも含めてほほえましかったです。

あることでコミュニケーションに消極的になった少年、水希が、高瀬という女性生徒と話をするうちに自分自身のやりたいことを取り戻していきます。

特別なドラマがあるわけではないですが、のんびり読める内容でした。

 

男子にしては小さすぎる、女子にしては大きすぎる、と外見にコンプレックスを持つ若者同士が、交流を通して自分に少しずつ自信を持っていきます。

そして外見のことをどうこう言う愚かな人間が多いことに悲しくなります。本来であれば人の見た目に口出しする権利はないはずなのに。

 

身長以外に部活動が重要なテーマになっていて、主人公たちは部活動を通して成長していきます。水希はサッカー、高瀬は吹奏楽というように。

部活動といってもプロのような活動とは違います。そこから自分なりに努力して、自分自身と向き合っていくのが面白かったです。

 

 

 

 

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