双極性障害のうつを再発して三ヶ月休んだ
3月から5月までの3か月間、双極性障害のうつ期を再発して休職していました。
双極性障害は、気分の浮き沈みは多少はあれど、生活できる程度に収まっていたのであまり病気のことを気にしなくなっていたのですが、おそらくそれがよくなかったのだと思います。
コロナウイルスの蔓延によるストレス、仕事の多忙、ウクライナ危機による報道へのストレスなどからいつの間にか脳に疲れを溜めていたようです。
今回は復帰後のことについて話そうと思います。
職場と相談して6時間勤務に変えてもらう
復帰するときにまず前提としたのは、勤務時間を7時間から6時間に変えてもらうことです。
自分で言うのも何ですけれど、職場の中では仕事ができる方なので、私に仕事が集中してしまっていました。
上司というのは調子のいいもので、心配しているのも嘘ではないにしろ、「仕事を抱えられる」人にはついつい仕事を振ってしまうものだということもここで学習しました。
基本的にうちの会社は残業には厳しく、残業していると「早く帰れ」と言われるので、何事もなければ16時に帰れる生活ができるはずです。
障害者雇用で入っているので、この提案は受け入れられました。人事担当が頼りなくて言うことが二転三転したのは困ったんですが……。しっかりしてほしい。
6時間勤務になって変わったこと
家事が楽にできるようになった
とにかく家事をするのが楽!
自分はずっと家事が嫌いだと思っていましたが、「へとへとに疲れるまで働いた後の家事」が苦手なだけであって、時間と体力に余裕があるときにする家事は別に嫌いではないことに気づきました。
自分でもびっくりしました。
休日を体力回復に費やさなくていい
6時間勤務になって休日の過ごし方も変わり、体力回復に一日を費やさずによくなりました。
疲れて土日に先延ばしにされていた家事も、ある程度は平日にこなせるようになったのでゆっくりできる時間が増えました。
早寝をすることができる
6時間勤務の方が疲れているな、とか調子が悪いな、というときに「早く寝よう」という判断ができるようになりました。
なぜか疲れ切っていると逆に「早く寝て英気を養おう」という判断ができなくなり、ずるずると夜遅く(といっても24時ぐらいですが)まで起きていてしまいます。
趣味を楽しむことができるようになった
仕事より趣味かい! って思われるかもしれないんですが、人文系オタクなので何かしらのコンテンツを摂取していないとQOLがめちゃくちゃ下がります。
趣味と言っても図書館で本を借りる・KindleUnlimitedで本を読む・Netflixでアニメや映画を見るといった、収入が減ってもやれるものをやっています。
このブログで紹介すると広告収入がちょっと入ったりしますしね。
まとめ:これ福祉を頼れない体力ない勢大変じゃね
計算してみると6時間勤務になると収入が2万円ほど減ります。
それでもやっていけるのは、私が障害者手帳を所持しており、いろいろな福祉サービスを受けられるからです。障害年金もあるし、市営交通の割引、住民税の非課税もある。
でも世の中には、私と同じくらいの時給で福祉に頼れないまま生きている人もいるんだな……と思うとやるせなくなります。「体力ないけど障害者手帳もらえるくらいの病気がない」という人もいるだろうし。
そもそも障害者手帳を持っている・持っていないで使えるサービスが違いすぎるんですよね。もうちょっとグラデーションの利いた支援があればいいんですけど。
以上、時短勤務の話でした。