あらすじ・概要
人魚の王トリトンの娘アリエルは、人間の世界に憧れていた。ある人助けた男性に恋をするが、人間と人魚の恋は禁忌であるためトリトンに認められない。アリエルは魔女アースラの力を借り、人間の足を手に入れ陸に上がった。
ディズニーの2Dアニメの中ではシナリオが洗練されてきた
最近見たディズニーの2Dアニメの中ではかなりストーリーが洗練されていました。無駄なシーンが少ないです。
アリエルも、今まで見たディズニーヒロインの中では自我があってよかったですね。アースラに頼るという方法は悪いですが自分から行動して王子のハートを射止めようとするところはいいです。
それだけに、アースラが「女性は無口な方がいい」とアリエルの声を奪う業の深さが強くなってくるんですよね。主張したいのに主張できないシチュエーションのつらさを感じます。
他のキャラクターもちゃんと役割があって、キャラが立っていて面白かったです。それだけに、王子が簡単に心変わりするシーンにはおいおいってなってしまいましたけど。
しかし水中の世界としてはせりふに突っ込みどころがあって、「鈴の鳴るような声」に水中では鈴が鳴らないだろ! と思ったり、魚を食べることを否定的に描くのも、魚だって魚食べるだろうと思ったりしました。まあその変は重箱の隅をつつかないほうがいいのでしょうが。