職場に聴覚障害の人がいるので、どうにかこうにか仕事上のコミュニケーションをうまく取るには……と悩んでいました。今回はその過程でうまくいったことをまとめました。
口話をうまく伝えるために
1.顔の見えない角度で話しかけない
これが最重要。必ず顔の見える角度で話しかけることです。
特に真後ろから話しかけるとまったく聞こえないため、机に向かっている難聴の人に話しかけるときは横に回り込んで話すのがこつです。
あと私はうつむきがちに話すくせがあるので、そのせいで伝わらないこともしばしば……なるべく顔を上げるのもポイントですね。
2.話すときにマスクを取る
これはコロナウイルス時期ゆえの問題ではありますが、マスクをつけていると口が見えないため全然話せません。取るしかないです!
仕事をしないわけにはいかないので、これはもう仕方がないですね。あきらめましょう。
3.大げさに口を動かす
声を出すときはなるべく大げさに口を動かすこと。もごもごしない。
「お昼は12時に行ってください」と早口で言うと伝わらないことがあります。
「お昼は 12時に 行って ください」と単語ごとに区切り、大げさに口を動かすと伝わりやすいです。
それ以外にできること
1.話が長くなる場合は要約をメモに書いておく
説明が長くなる場合、聞き間違いも増えていくのでお互い面倒なことになります。
そのときは要約をメモに書いて見せ、説明不足な部分を口話で補い、あとはそのメモを渡しておきます。
これで伝達ミスはだいぶ減らせます。
2.ボディーランゲージを駆使する
とにかくボディーランゲージやジェスチャーを駆使すること。使いすぎてかっこ悪くなるくらいでもかまわないです。
対象のものを指さすのはもちろん、「青いファイル見ませんでした?」というときも四角いジェスチャーや似たものを見せるだけで理解度が違います。
伝わるなら何でも使う姿勢が必要です。
3.筆談をためらわない
うまく伝わらなければ筆談もためらわないこと。うちの同僚はペンタブみたいなデジタルメモを持っていらっしゃるのでそれを使っています。
話が複雑になるほど音声では伝わらなくなっていくので、細かいニュアンスが重要な部分は最初から筆談にしておくのが吉です。
こんな感じです。手話ができない人間が聴覚障害の人と話すときに参考にしてください。