ブックワームのひとりごと

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『図書室のネヴァジスタ』感想その4~咲ルート~【ネタバレ有】

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図書室のネヴァジスタ

 

過去記事はこちら

『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】

『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】

『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】

 

あらすじ

清史郎の兄賢太郎を監禁した5人の少年。しかし賢太郎は、窓から落ちて記憶を失ってしまう。少年たちは狂言を疑うが、和泉咲だけはそれを信じる。何も知らない賢太郎は、記憶喪失を信じる咲になつくようになる。

 

失われてしまった倫理観をどう戻すのか

しかしこのルートはいままでのルートで一番きつかったですね。

今までのキャラルートは、いろいろなことがあってもキャラ自身の倫理観は揺るぎませんでした。

しかし咲は、性的な倫理観が崩壊しているキャラなので、より読んでてしんどい思いをしました。

でも咲は、今までのルートで暴力的な手段を嫌がってきたキャラでもあるので、崩壊してるのは性倫理だけなんでしょうね。

そして壊れた倫理観を持たざるを得なかった経緯が、またえげつなかったです。咲の姉、花本人は幸せな行為と認識していることがよりヤバさに拍車をかけていました。

地雷女の極みみたいな彼女がなぜ作中人物にモテるのか謎だけれど、やっぱ顔なのか。あと愛嬌はありますよね。

 

ボロが出まくる神波

このルートでは神波が早い段階でボロを出していました。ボロが出るととたんに感情が外に出るところ、ちょっと面白いですね。

幸せな人生を送るチャンスが何度もあったのに、そのたびに投げ捨てている愚かな人なんですよね。

もしもを言うのはやぼだけれど、淡い恋心を抱いていたであろう花と幸せになるチャンスもあったのかもしれません。

「すでにある幸せから目を背けていた」という点では、攻略キャラクターたちと一緒なんだなと思います。

 

まとめ

今までで一番しんどいルートでした。鬱展開耐性はとてもあるけどそれでもプレイが大変でした。

次でキャラルートはおしまい。神波の詳しいことはそこで明かされるのでしょうか。

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