ブックワームのひとりごと

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善意の「無料」で盛り上がるの卑しいでしょ―かおり&ゆかり『乙女の工場見学』

乙女の工場見学

 

あらすじ・概要

双子でイラストレーターをしているかおり&ゆかりの姉妹。彼女らの趣味は工場見学をすること。キューピーマヨネーズの工場で卵を割る機械を見たり、雛人形を作る会社で人形の製法を知ったり、みそ会社の中にある神社に参拝したり。個性豊かな企業を知るきっかけである、工場見学を紹介するエッセイ。

 

ギャグセンス寒すぎて引いた

まずギャグセンスがめちゃくちゃ寒いことに引いてしまいました。セクハラネタはするし本題に関係ないネタは多いし。

極めつけは工場見学でもらえるおみやげや提供品を「ただでもらえてラッキー」「〇〇円の得になる」みたいな描き方をしていたことです。

自社の宣伝やイメージアップという目的はあるにしろ、企業が自社製品に興味を持ってくれた人に、好意でくれるものに対して「お得」を強調することはあまりにも卑しいです。

これが自分たちの個人的なことを描いているだけの本ならまだしも、企業を紹介する作品でこれをやるのはドン引きです。

本人たちは面白いと思って描いているだろうことがよけい寒いです。

 

紹介されている企業自体は面白かったです。ミートボールの会社でミートボール料理の面白さを知ったり、お雛様を作っている会社でその製法を垣間見たり。

工場見学の楽しさ、というテーマ自体は悪くありません。

 

でも企業のことは評価しても、著者たち自身を評価したくないですね。そのくらい引きました。

乙女の工場見学

乙女の工場見学

  • 作者:かおり&ゆかり
  • 発売日: 2011/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
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