ブックワームのひとりごと

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スポーツにかける少年少女時代に夢中になれ! 青春スポーツ小説おすすめ6選

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今日の更新は、青春スポーツ小説のおすすめ記事です。

青春+スポーツは多い組み合わせですね。少年少女と体を動かすことの親和性が高いのかな。

それでは行ってみよう!

 

 『キュードー・ライフ!』末羽瑛 メディアワークス文庫

那須与一の霊に憑りつかれた少年。彼は、可愛い女の子に惹かれて弓道部に入部する。那須与一の力もあって試合で勝ちまくるが、彼は弓道そのものを好きになっていき……。

スポ根だけれども、スポーツの楽しさをこれでもか! と表現しているので押しつけがましくは感じません。

試合シーンの手に汗握る緊張感が印象的でした。動きは少ないのに、とてもどきどきします。

キュードー・ライフ! (メディアワークス文庫)

キュードー・ライフ! (メディアワークス文庫)

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

 『DIVE!!』森絵都 角川文庫

高さ10メートルからプールに飛び込む競技ダイビング。オリンピック出場の座をかけて、少年たちが空中で火花を散らす。

頂点を目指す人たちの、ある種の傲慢さ。「自分が一番でありたい」という気持ちがなければスポーツはできないということが印象的でした。

登場する少年たちがみんなキャラが立ってて、すぐ名前を憶えてしまいます。結構性格に問題がある人間が多いけど、そこも含めて楽しいですね。

DIVE!! 上 (角川文庫)

DIVE!! 上 (角川文庫)

 
DIVE!! 下 (角川文庫)

DIVE!! 下 (角川文庫)

 

 

 『サマー・ランサー』天沢夏月 メディアワークス文庫

ずっとやっていた剣道から離れた天智は、槍道というスポーツに出会う。同級生、里佳に巻き込まれるような形で槍道を始めた天智だったが、少しずつその魅力に惹かれていき……。

展開としてはかなりべたな内容なんですが、それでもきらきらした語り口や、楽しそうな少年少女が魅力的で、王道として面白かったです。

そしてあとがきで衝撃を受けるので、ぜひ最後に読んでいただきたいです。あれはびっくりしましたよ。

サマー・ランサー (メディアワークス文庫)
 
 

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 『一瞬の風になれ』佐藤多佳子 講談社文庫

天才的なスプリンター、連と一緒に陸上部に入った主人公。ふたりは少しずつ頭角を現していく。

わかりやすい文章と、どきどきするような走るシーンの躍動感が好きです。陸上を見たくなります。

何かに夢中になる楽しさを、教えてくれるような本でした。

部のメンバーの関係性も面白くて好きです。どこかにいそうなキャラクター設定がいいですね。

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

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 『雲は湧き、光あふれて』須賀しのぶ 集英社オレンジ文庫

甲子園を目指す少年たちを描いた、連作シリーズ。

野球そのものよりも、それにまつわる人間関係が主になっているシリーズです。スポーツは楽しいだけではない。それでもやる価値があるということを教えてくれます。

いい奴だけれど悪い奴でもない、という微妙な塩梅の人物描写も好きです。生々しいけれど、それだけリアリティがあって読みごたえがあります。

フィクションにおける人間関係が好きな人にはおすすめしたい本です。

 

 『Let it BEE!』末羽瑛 電撃文庫

先端恐怖症の結恵は、廃部寸前のフェンシング部に勧誘される。最初は断っていた結恵だったが……。

コミカルな描写を持ちつつも、ストーリー展開としては硬派なスポ根です。

主人公がフェンシングに夢中になっていく過程が自然で、私自身がスポーツが苦手なタイプなのにいいなと思ってしまいます。

男性キャラもかっこいいのがポイント高いです。こういう部活仲間がいたらたのしいでしょうね。

Let it BEE! (電撃文庫)

Let it BEE! (電撃文庫)

 

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 まとめ

青春スポーツ小説のまとめ、いかがでしたでしょうか。

どれも心どきどきわくわくする本ばかりです。

気になる本があったらぜひ読んでみてくださいね。